【補助金活用事例紹介④】
小規模事業者持続化補助金
浅田塗装(兵庫県神戸市)
「直売へのチャレンジで地域貢献!」
当社は主に一軒家の外壁塗装や塗替えを営む。
塗装需要の低迷や下請工事の単価低迷などの外部環境が悪化する中でも堅調に事業を続けていた。
ただし、後継者である浅田慧太は今後に向けて課題を感じていた。
・下請けが多く、少数顧客の受注動向に売上が左右されること
・月次の売上に大きな波があり、受注が多い月は機会ロスが発生し、受注が少ない月は固定費を回収できずに赤字となるという非効率な経営であること
現実の問題として、この構造自体を打破しなければ、当社のような零細業者から体力が続かなくなり、いずれ事業継続も危うくなる可能性すらある。
一方、底堅いDIYブームなどもあり、個人顧客の塗り替え需要は高まっていると感じていた。
そこで、他社に先駆けて販促施策を講じることで、ニッチな業界の小規模企業であることを逆に利用し、受注にまでつなげることにした。知り合いのコンサルタントに相談したところ補助金の存在を知り、手伝ってもらいながら申請書を仕上げた。
① ホームページの開設
「直接頼んで失敗するのは嫌だ」と考えておられる方が多いため、少しでも安心感を高め、リスクが低いと感じていただけるようにする。
小規模事業者であるからこそ、常時稼働してくれるホームページというITツールを活用する。
② 折り込みチラシ
種まき。地域の方にイベント情報を告知する。これまで知られていなかった方にまずは存在を知っていただく。今すぐ頼む方でなくても「いつか頼む時」の候補に入れていただけるよう、認知を高める。
これらの取り組みにより、直接のお問い合わせが来るようになった他、ホームページができたことにより信頼感が格段に高まり既存顧客からの紹介も成約率が向上した。
浅田氏は
「これまでと全く異なる受注ルートの開拓に費用を使うのは不安だったが、補助金があったので思い切って投資できた。小規模事業こそホームページなど取り組みやすいことからでもIT化に取り組むべきだ。今後は無料相談会を実施するなど、ホームページをさらに活用できる取り組みを行っていきたい。」
と話す。
補助金を活用して持続可能な経営にチャレンジする事業承継者が着実に増えてきている。
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ぜひご活用ください。
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